2011年10月11日火曜日

植物の病気

こんにちは。

朝晩、肌寒くなってきました。
風邪などひいていませんでしょうか?

人は風邪をひいたり病気になりますが、植物はどうでしょうか。

植物の世界にも病気はあります。
灰色カビ病、胴枯病、さび病等々、挙げるときりがないほどです。

灰色カビ病は蔬菜や果樹、バラやツツジ類、様々な植物に発生します。
わかりやすいものでは、イチゴの果実に付く白灰色のカビ、あれです。

胴枯病は樹木の幹に発生するもので、
果樹、サクラ、ナナカマド等々、これも幅広い樹種に発生します。
枝や幹に発生し、それより先端が枯死します。
樹皮が鮫肌状になり、やがて割れます。

さび病も様々な植物に現れますが、芝生にもよく見られます。
症状としては、芝生の葉の表面にさび色の粉がふきます。
触ると手に付く程です。
ちなみに、ビャクシン類のさび病と、
ナシの赤星病は同じ菌が発生させる病気なので、
ビャクシン類とナシ等のバラ科の果樹は近くに植えると、
相互に病気が行き交います。
たとえば、カイヅカイブキとサクランボなどの組合せは、
良くありがちですが、近くに植栽しない方がよいです。

さて、脱線で長くなりましたが、植物の病気には、
糸状菌(カビの類)、バクテリア(細菌の類)、
そしてウィルスによるものと大別できます。

例を挙げた3つの病気はと言うと、
いずれも糸状菌つまり、カビの仲間によるものなのです。
実は、植物の病気の大半はこのカビの仲間による病気です。
凡そ8割がそれと言われています。

病気の対応としては、薬剤なども有効ですが、
一番は、病気にならない体づくり。
人にも同じことが言えますね。

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