朝晩、肌寒くなってきました。
風邪などひいていませんでしょうか?
人は風邪をひいたり病気になりますが、植物はどうでしょうか。
植物の世界にも病気はあります。
灰色カビ病、胴枯病、さび病等々、挙げるときりがないほどです。
灰色カビ病は蔬菜や果樹、バラやツツジ類、様々な植物に発生します。
わかりやすいものでは、イチゴの果実に付く白灰色のカビ、あれです。
胴枯病は樹木の幹に発生するもので、
果樹、サクラ、ナナカマド等々、これも幅広い樹種に発生します。
枝や幹に発生し、それより先端が枯死します。
樹皮が鮫肌状になり、やがて割れます。
さび病も様々な植物に現れますが、芝生にもよく見られます。
症状としては、芝生の葉の表面にさび色の粉がふきます。
触ると手に付く程です。
ちなみに、ビャクシン類のさび病と、
ナシの赤星病は同じ菌が発生させる病気なので、
ビャクシン類とナシ等のバラ科の果樹は近くに植えると、
相互に病気が行き交います。
たとえば、カイヅカイブキとサクランボなどの組合せは、
良くありがちですが、近くに植栽しない方がよいです。
さて、脱線で長くなりましたが、植物の病気には、
糸状菌(カビの類)、バクテリア(細菌の類)、
そしてウィルスによるものと大別できます。
例を挙げた3つの病気はと言うと、
いずれも糸状菌つまり、カビの仲間によるものなのです。
実は、植物の病気の大半はこのカビの仲間による病気です。
凡そ8割がそれと言われています。
病気の対応としては、薬剤なども有効ですが、
一番は、病気にならない体づくり。
人にも同じことが言えますね。
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