2011年10月22日土曜日

イチョウの分類について

こんにちは。

今日は、かねてからお話しする予定だった、イチョウについてです。

イチョウは中国原産の落葉高木で、裸子植物の一つです。
樹高は最大25~30m程にもなります。

まず裸子植物とは何でしょう、ということで、
学生の頃、植物には種を作って繁殖する種子植物があって、
それを大別すると、被子植物と裸子植物に分けられます。
胚珠がむき出しのものを裸子植物と呼びます、と習いましたね。

反対に、胚珠が子房に包まれているものを被子植物と言いますが、
これを更に二分すると、発芽時に双葉にて芽が出るものを双子葉類(アサガオ等)
一枚の子葉で芽が出るものを単子葉類(イネやトウモロコシ等)と呼びます。

イチョウもマツやソテツと同様、裸子植物です。

それでは、樹木として分類するとどうなのでしょうか?
まずは落葉樹、常緑樹で言えば、
秋には黄葉して落葉するので、もちろん落葉樹ですね。

広葉樹、針葉樹で言えば如何でしょうか?
葉っぱが広く平たいから広葉樹?針のように尖っていると針葉樹?

イチョウに関しては、実は、非常に分類しづらいものなのだそうです。
一般に、広葉樹は、被子植物-双子葉類のものを言うそうで、
針葉樹とは、裸子植物のうち、針葉樹類に属する樹木を指すようです。

結果的には、イチョウは広葉樹でも針葉樹でもないものの、
裸子植物なので、どちらかと言えば、針葉樹に近い形態を持つ樹木と言えます。

分類の話で既に沢山の文字数ですね。
続きはまた今度です。

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