2011年10月14日金曜日

モミジとカエデの違い

こんにちは。

街路樹や公園の樹木も赤や黄色に色付き、
秋も日々深まる今日この頃です。
今日は、紅葉の代表選手、モミジの話をしようかと思います。

モミジの仲間は、たくさんあります。
ヤマモミジ、オオモミジ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ等々。
葉の先が鋭く尖るもの、切れ込みが浅いもの、
赤く紅葉するもの、黄色に色付くもの(黄葉という)。
種類によって様々です。

モミジの仲間は、一般的に、カエデ科の高木性落葉広葉樹を指します。
しかし、モミジと呼ばれるもの、カエデと呼ばれるものがあって、
同じ仲間なのに、呼び方が混在しています。
さて、モミジとカエデは、どのように区分されているのでしょうか。


モミジの語源は幾つかあり、
揉み出して染めたような、きれいな紅葉という説、
かつて、葉が緑から赤へ変色する事自体をも“もみず”と言い、
紅葉する樹木全体をモミジを呼んだと言う説等があります。

葉の形に着眼した場合、
モミジと付くものはオオモミジ、ヤマモミジとありますが、
これらは、葉の先が鋭く尖るタイプです。
そして、赤く紅葉するタイプです。

一方カエデは、蛙の手が語源で、
葉の形が蛙の手の形に似ているからとの事です。
その通り、葉の形は切れ込みが浅く、比較的丸い形をしています。
葉は黄色く色付きます。
イタヤカエデ、ハウチワカエデがそうです。

植物学上の細かい区分けは別として、
日本人が昔から持つ意識として、このように区別して来たのだと思います。

次回は、紅葉の代表選手の一つ、イチョウについて、紹介しようかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿