2009年4月16日木曜日

三春の滝桜


こんにちは。
今日も、ですが、写真を一枚。
春を先取りして頂こうと、桜の写真を。
福島県三春町の三春滝桜です。
エドヒガン系の
ベニシダレザクラと言う品種です。
写真にて、人の背丈を見ると分かると思いますが、非常に大きな木です。
高さ12m、枝張り22mとのことで、樹齢千年以上だそうです。
日本三大桜の一つ。
サクラの代名詞、ソメイヨシノの寿命は
凡そ60年ほどと言われています。
日本人の平均寿命より短いですね。
それに対し、三春滝桜のエドヒガン系や、ヤマザクラの仲間は
比較的長寿と言われています。
これには、繁殖方法の違いが理由として挙げられます。
ソメイヨシノは接木などの栄養繁殖のみで増えること、
平たく言うとクローンと言うやつで、
鹿児島のも、札幌のも全て同じ遺伝子を持つそうです。
ですから、一律、
同じような人生ならぬ樹生?を歩むのでしょうか?(推測)
実際、戦後直ぐに植えられたソメイヨシノが、
そろそろ一斉に寿命を迎える時期だと危惧されています。
桜界の2007年問題とでも言いましょうか。
さて、サクラ類は傷に弱く、
腐朽菌が入ると致命傷となる場合が多い木です。
生長につれて、接木部分から枯れ込むことが多いようです。
これがソメイヨシノが短命である大きな理由のようです。
ちょっと横道にずれましたが、
きれいな桜の写真で、
春の気分を味わっていただけましたでしょうか。
ちなみに写真は、5年前の4月15日撮影のものです。
数年前、台風で大枝が折れたそうですが、折れる前の写真です。

0 件のコメント:

コメントを投稿