2011年12月16日金曜日

苫小牧での樹木の剪定、伐採作業は三浦造園へ。

こんにちは。

苫小牧市内でも雪が積ったり、解けたりと、
日々、冬へ向っている感じのこの頃です。
今日も晴れていながらも、真冬日です。

お庭について、冬のお手入れと言えば、
まず、思いつくのが、冬囲いですね。
雪や寒風から樹木を守る為に、縄で縛ったり、
ムシロや寒冷紗と言った網を巻く作業です。
お宅によって、樹種によっては、
雪吊りをするお宅もあるかも知れませんね。

三浦造園でも市内を中心に、冬囲いの施工を行っております。
愛着のある樹木の保護、冬の間、寂しいお庭のアクセントなど。
少し時期外れですが、ぜひご相談下さい。

木々達が葉を落とし、枝だけの姿となっていますが、
春になり、新芽が吹き、夏にはまた緑で覆われます。

木は生長し、毎年確実に大きくなります。
樹種によっては、生長が遅くて、案外、気付きにくいですが、
数年後には、もう、手が付けられないくらい、となりかねません。

三浦造園では、樹木の剪定、伐採、処分を行っています。
年中ご相談を受け、随時、作業を行っており、
年間通して、多数作業を行っております。

冬季間も出来る作業もありますので、一度、ご相談下さい。
基本的に、マツ類の針葉樹の剪定については、
樹木の衰弱、枯損に繋がりますので、お勧めできません。

小さな庭木から、20m超の高木まで、剪定伐採を行います。
樹種や作業条件によって、金額が異なりますので、
基本として、一度現場を拝見して、お見積り致します。

2011年10月25日火曜日

イチョウは生きている化石なのか。

こんにちは。

イチョウ第三弾、先日書きかけた、生きている化石の話です。

街路樹や公園等でよく見るイチョウですが、
日本人にとって非常に馴染みの深い樹木の一つと言えます。

しかしながら、生きている化石とは何故でしょうか?

一つは、大昔、恐竜が地球を駆け回っている時代から、
イチョウは同じ形態を留めているからです。
先日お話した通り、イチョウは裸子植物で、
繁殖方法が非常に古典的な植物です。
イチョウの実、つまり銀杏は、
恐竜達の格好の餌となっていたと考えられています。
銀杏は硬い殻に包まれていますので、消化されず、
糞と共に広まったとされています。
凡そ2億年前には存在していたそうで、
恐竜と共に繁栄したと考えられています。


もう一つの理由は、一度絶滅したと考えられていたからです。
江戸時代、ヨーロッパからやって来たケンペルやシーボルトは、
神社や寺にあるイチョウを見て驚いたそうです。
これは、ヨーロッパでは絶滅したものと考えられていた為です。
原産の中国についても、野生種が残っていた訳ではなく、
保存栽培していたものなのだそうです。

イチョウは、現在はどこでも見られる、ありふれた木ですが、
ヒトの手によって、人為的に存えてきた植物なのです。

2011年10月22日土曜日

イチョウの分類について

こんにちは。

今日は、かねてからお話しする予定だった、イチョウについてです。

イチョウは中国原産の落葉高木で、裸子植物の一つです。
樹高は最大25~30m程にもなります。

まず裸子植物とは何でしょう、ということで、
学生の頃、植物には種を作って繁殖する種子植物があって、
それを大別すると、被子植物と裸子植物に分けられます。
胚珠がむき出しのものを裸子植物と呼びます、と習いましたね。

反対に、胚珠が子房に包まれているものを被子植物と言いますが、
これを更に二分すると、発芽時に双葉にて芽が出るものを双子葉類(アサガオ等)
一枚の子葉で芽が出るものを単子葉類(イネやトウモロコシ等)と呼びます。

イチョウもマツやソテツと同様、裸子植物です。

それでは、樹木として分類するとどうなのでしょうか?
まずは落葉樹、常緑樹で言えば、
秋には黄葉して落葉するので、もちろん落葉樹ですね。

広葉樹、針葉樹で言えば如何でしょうか?
葉っぱが広く平たいから広葉樹?針のように尖っていると針葉樹?

イチョウに関しては、実は、非常に分類しづらいものなのだそうです。
一般に、広葉樹は、被子植物-双子葉類のものを言うそうで、
針葉樹とは、裸子植物のうち、針葉樹類に属する樹木を指すようです。

結果的には、イチョウは広葉樹でも針葉樹でもないものの、
裸子植物なので、どちらかと言えば、針葉樹に近い形態を持つ樹木と言えます。

分類の話で既に沢山の文字数ですね。
続きはまた今度です。

2011年10月20日木曜日

生きている化石

こんにちは。
生きている化石と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?

シーラカンスや、カブトガニ、オウムガイなど、
動物で言えば、この辺を思い浮かべる人が多いでしょう。

ヒトが栄えるはるか昔から、
その形を留めている生物を生きている化石と呼ぶようです。

さて、植物ではどうでしょうか?

これが以外に身近にある植物が名を挙げるのです。
例えば、南国情緒のある「ソテツ」。
ツクシのようなスギナのような、ギシギシした草、「トクサ」。
庭木で使われる「コウヤマキ」。
そして、かねてからお話しする予定だった「イチョウ」もそうです。

いずれも、馴染みが深い植物なのではないでしょうか。
ありふれた植物なだけに、生きている化石とは意外ですね。

さて、イチョウの話ですが、長くなりそうなので、また次回に。

2011年10月14日金曜日

モミジとカエデの違い

こんにちは。

街路樹や公園の樹木も赤や黄色に色付き、
秋も日々深まる今日この頃です。
今日は、紅葉の代表選手、モミジの話をしようかと思います。

モミジの仲間は、たくさんあります。
ヤマモミジ、オオモミジ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ等々。
葉の先が鋭く尖るもの、切れ込みが浅いもの、
赤く紅葉するもの、黄色に色付くもの(黄葉という)。
種類によって様々です。

モミジの仲間は、一般的に、カエデ科の高木性落葉広葉樹を指します。
しかし、モミジと呼ばれるもの、カエデと呼ばれるものがあって、
同じ仲間なのに、呼び方が混在しています。
さて、モミジとカエデは、どのように区分されているのでしょうか。


モミジの語源は幾つかあり、
揉み出して染めたような、きれいな紅葉という説、
かつて、葉が緑から赤へ変色する事自体をも“もみず”と言い、
紅葉する樹木全体をモミジを呼んだと言う説等があります。

葉の形に着眼した場合、
モミジと付くものはオオモミジ、ヤマモミジとありますが、
これらは、葉の先が鋭く尖るタイプです。
そして、赤く紅葉するタイプです。

一方カエデは、蛙の手が語源で、
葉の形が蛙の手の形に似ているからとの事です。
その通り、葉の形は切れ込みが浅く、比較的丸い形をしています。
葉は黄色く色付きます。
イタヤカエデ、ハウチワカエデがそうです。

植物学上の細かい区分けは別として、
日本人が昔から持つ意識として、このように区別して来たのだと思います。

次回は、紅葉の代表選手の一つ、イチョウについて、紹介しようかと思います。

2011年10月12日水曜日

三浦造園の環境対策

こんにちは。

今日は当社、三浦造園の環境負荷低減への取り組みをご紹介します。
堅苦しい話かもしれませんが、お付き合い頂ければと思います。

まずは、当社は刈払機やチェーンソー、
芝刈機等を使用して植栽の管理をしています。
当然ですが、その機械には小型のエンジンが付いていて、
ガソリン等の燃料で動いています。

刈払機やチェーンソーの多くは、2サイクルエンジンという、
小さくても出力が出やすいエンジンが載せられています。
これは、オイルとガソリンを一定の比率で混合した混合油を燃料とします。
オイルをガソリンとともに燃やすという特性から、排ガスの質が悪いのが難点です。

オイルによりますが、通常、ガソリンとオイルの混合比率は25:1です。
量販店で売っているオイルの多くも25:1です。

当社で使用しているオイルは?というと、
欧州で定評のある、STIHL社のエンジンオイルで、
混合比率が50:1と従来のオイル使用量の半分です。
オイルが排気されない分、煙も窒素酸化物も少ない、環境に対応したものです。

当社では、このエンジンオイルをすべての混合燃料を作る際に使用し、
すべての2サイクルエンジンに給油し、シーズン通して使用していますので、
その環境負荷低減効果は小さくないかと思います。

自動車が好きな方などはピンと来るかもしれません。
そもそも2サイクルエンジンではなく、
排気のきれいな4サイクルや電気の機械を使用すれば?と。
その答えは、4サイクルの機械はまだまだ機種が少なく、
2サイクルが主流だからです。

しかしながら、芝刈機は4サイクルのものもあります。
(実際、当社の乗用式芝刈機は4サイクルです)
刈払機やエンジンブロワーでも4サイクルの機械もあります。
(前述したSTIHL社の4-mixというシリーズの機械で、当社も使用しています)

最後に将来の展望を。
今後、環境対応の機械が数々出てくるのでは?と期待しています。
バッテリーを積んだ電気仕様の刈払機が出てきていますし、
自動車業界の如く、環境対応で機械を選ぶ時代も来るかもしれませんね。

環境負荷低減の取組みはこれだけではありませんので、
機会があればその2、その3とお話できればと思っています。

2011年10月11日火曜日

植物の病気

こんにちは。

朝晩、肌寒くなってきました。
風邪などひいていませんでしょうか?

人は風邪をひいたり病気になりますが、植物はどうでしょうか。

植物の世界にも病気はあります。
灰色カビ病、胴枯病、さび病等々、挙げるときりがないほどです。

灰色カビ病は蔬菜や果樹、バラやツツジ類、様々な植物に発生します。
わかりやすいものでは、イチゴの果実に付く白灰色のカビ、あれです。

胴枯病は樹木の幹に発生するもので、
果樹、サクラ、ナナカマド等々、これも幅広い樹種に発生します。
枝や幹に発生し、それより先端が枯死します。
樹皮が鮫肌状になり、やがて割れます。

さび病も様々な植物に現れますが、芝生にもよく見られます。
症状としては、芝生の葉の表面にさび色の粉がふきます。
触ると手に付く程です。
ちなみに、ビャクシン類のさび病と、
ナシの赤星病は同じ菌が発生させる病気なので、
ビャクシン類とナシ等のバラ科の果樹は近くに植えると、
相互に病気が行き交います。
たとえば、カイヅカイブキとサクランボなどの組合せは、
良くありがちですが、近くに植栽しない方がよいです。

さて、脱線で長くなりましたが、植物の病気には、
糸状菌(カビの類)、バクテリア(細菌の類)、
そしてウィルスによるものと大別できます。

例を挙げた3つの病気はと言うと、
いずれも糸状菌つまり、カビの仲間によるものなのです。
実は、植物の病気の大半はこのカビの仲間による病気です。
凡そ8割がそれと言われています。

病気の対応としては、薬剤なども有効ですが、
一番は、病気にならない体づくり。
人にも同じことが言えますね。

2011年8月27日土曜日

ハナショウブの現況


こんにちは。

当社で維持管理を行っている
苫小牧市の花、ハナショウブですが、
錦大沼公園にて、
順調に生育しています。



主な管理は草取りと施肥、病虫害の防除ですが、
クワなどで草取りを行い、春・夏2回の肥料を施しています。

2回目の肥料後、8月中旬の写真ですが、
この時期から一段と、株が充実します。

写真にあるハナショウブの株は、昨年の春に植えたものです。
植えた時には、9cmポットの苗でしたが、立派な苗に育ったものです。

今年の春には、当花菖蒲園に2,000株のハナショウブが植栽されました。
現況にて32品種、約5,000株のハナショウブが植えられています。
開花時期には、圧巻の景色です。

2011年2月18日金曜日

サクラのてんぐ巣病

こんにちは。

インフルエンザ流行の兆しがテレビ新聞などで聞かれます。
手洗いうがい、マスクをしたり、人込みを避けたり、
具合が悪くなれば、早めに病院にかかる等、
対策をしているかと思います。

最近、苫小牧のサクラについても、感染症が流行中なのです。
樹木は動けませんから、マスクをしたり、うがいをする訳にはいきません。

苫小牧に限らず、サクラ類の病気は様々ですが、
サクラこぶ病、サクラてんぐ巣病、サクラ胴枯病、この3つが、
特に重篤な被害を及ぼす病気です。

今日はサクラてんぐ巣病について。




















写真、赤丸部分がサクラてんぐ巣病です。
少し様子が違う細かい枝がたくさん、ほうき状に萌芽します。
夏場は葉が付いて分かりづらいのですが、落葉時にははっきり確認できます。

放っておくと、この様な異常な枝が増えます。
胞子が飛んで感染すると考えられていますが、
詳しいメカニズム等は分かっていないそうです。

この異常な枝に付く葉は、健全な葉に比べ、代謝が悪く、樹木が衰弱します。
(葉の裏にある気孔の開きを調整して、蒸散を抑制していること、
気孔の開きが不十分なことによって、二酸化炭素を取込む作用が低下して、
つまりは、光合成が十分に行われない、という悪循環となっている)

治療としては、上記の通り、感染について、
詳しいメカニズムが分かっていないことから、
基本として、発生後の事後対処となります。

対処は非常にシンプルで、
病気にかかった異常な枝を切除し、処分することとなっています。
処分というのは、燃やしてしまうのがベストです。
切り落としたままだと、そこからまた健全な枝にうつるからです。

切除後の断面には、トップジンMペースト等の薬剤を塗布します。
この塗布が非常に重要なポイントです。
人でいえば、擦り傷に絆創膏を貼るようなイメージです。
傷口が早く癒合するようにと、
傷口から腐朽菌が侵入するのを防ぐ目的もあります。
“サクラ切る馬鹿”の言葉は、これを嫌った事から出来た言葉と考えられています。

もう一つ重要なのは、使用する道具で、
ハサミやノコギリは、殺菌消毒すると言うことです。
道具を介して感染するというのも考えられるから、との事です。

病気の発生原因についても良く分かっていないようですが、
風が強く吹き抜ける所、根の通気通水が悪い所に
発生するケースが多いそうです。
地下水位が高く、風が強い苫小牧では、流行する要件が揃っていますね。


三浦造園でもサクラの外科治療等の経験がありますので、
手遅れになる前に、一度相談下さい!

2011年2月16日水曜日

上湧別のチューリップ公園

こんにちは。

今日は暖かかったですね。
苫小牧市内はプラスの6度あったそうです。

三寒四温で春も着実に近づいているのでしょうが、
まだまだ寒い日が続くと思われます。

そんな春待ち遠しいこの頃ですが、
春らしい写真を一枚。



上湧別のチューリップ公園です。
北海道では有名ですね。

作付面積7haに120種120万球が
植えられているそうです。

数字で言うと漠然で、
どのくらいかわかりませんが、

写真を見ていただければ一目瞭然ですね。
色とりどりのチューリップが一面に咲き誇ります。

写真は2004年5月23日撮影です。満開でした。
年によって、開花の時期が前後しますが、参考までに。

これだけの数の植物を栽培し、観光客を呼べるというには、
その見えない努力は、とても大きなものかと思います。
お金も労力も、知恵もです。
試行錯誤の末、より良い管理方法を確立して、現在に至るのだと思います。
同じ植物を扱う技術者として、敬意を表したいです。

苫小牧の花菖蒲園も行く行くは、地元の方々はもとより、
近郊からの観光客を呼べるような、
市民が誇れる公園になれば良いと願います。

苫小牧、地元愛、三浦造園でした。

2011年2月9日水曜日

改めまして

こんにちは。

当ブログを見て頂いた方は、もうご存知かと思いますが、
苫小牧の三浦造園です。

改めまして会社紹介ですが、
当社は、造園業、土木工事業を主な生業としている会社です。

主な受注先は、
北海道建設管理部(旧土木現業所)、北海道財務局、
苫小牧市、苫小牧港管理組合等の公共機関発注の工事及び業務、
民間会社、社寺、個人のお宅等、となっております。

造園業では、植栽工事、移植工事、
維持管理作業(剪定、伐採、施肥、支柱設置等)、
芝生地造成、草花植付、冬囲い施工等々、
造園全般に対応致します。

当社は造園に関する調査、設計、施工、管理、維持管理と
総合的なご提案を出来る限り、自社のスタッフにて行います。
調査や設計は他社に外注するとか、下請けに工事をさせる等ではなく、
出来る限りではありますが、目の行き届く仕事をしたいと考えています。

土木工事業については、
造園に付帯する土木工事(法面工事、植生工事、排水工事)
はもとより、苫小牧市発注の下水道工事等も施工実績を持ちます。

他に、樹木・植物資材、客土、造園資材等の販売も行っております。
樹木の販売については小さいながらも苗畑がありますので、
苫小牧の気候風土に慣れた樹木をご提供できます。
他にも、こんな木はないのかい?等ご要望下さい!
客土については植栽用土の黒土となりますが、
基本として10tダンプでの配達となります。
それ以下の容量については、配送手間が掛かりますので、割高となります。

お庭、造園、緑化に関しての全般について、
お庭のお掃除から大径木の移植まで承りますので、
まずは一度、ご連絡下さい!!

苫小牧の造園といえば・・・三浦造園でした!

2011年1月11日火曜日

大径木サクラの移植



こんにちは。

先月に当社で行いました、
ヤマザクラの移植の写真です。
個人のお客様が苫小牧市へ寄贈
された樹木で、計3本の移植でした。
何れも大径木で、大人が両腕をまわして
届くか届かないかの太さです。

掘取り、根巻き後の根鉢直径は2.5mほどです。
重量は樹木によって違いがあるものの、最大7トン強の重量です。


作業は60トン級のラフタレーンクレーン
で吊り上げ、トラックで運搬するという
シンプルなものです。
当社、社長自ら指揮をとり、
総出での作業となりました。

無事、市内、
桜木4丁目公園へ植え付けられました。
移植のダメージを軽減する為に、
剪定を行いましたので、

今春の花付きは、あまり期待できませんが、
元気に根付いて、満開の花を眺められればよいかと思います。