2009年2月13日金曜日

ハナショウブについて

こんにちは。

先日はハナショウブの管理についてお話しましたが、
今日もその続きをちょっとお話します。

なぜ、苫小牧の花がハナショウブなのでしょうか。
それは、苫小牧の土地柄をよく反映した選択だったのだと思います。

今は埋め立てられ市街化されていて、面影はありませんが、
苫小牧はかつては湿地帯であったようです。
ウトナイ周辺はその状態を留めている、と言ったところでしょうか。

ハナショウブの原種であるノハナショウブは、多湿地帯を好む植物で、
そういったところに、ポツリポツリと咲いています。
苫小牧もかつては、ノハナショウブが咲く環境であったのではないでしょうか。


さて、ハナショウブはアヤメ科で、球根(根茎)を持った多年生植物です。
端午の節句に入る菖蒲湯のショウブとよく混同されますが、
ショウブはサトイモ科の植物で、違う植物です。


また、アヤメやカキツバタ等と姿形がとてもよく似ています。

ちなみに、市内にもハナショウブの他に、
キハナショウブ(大型で黄色の花)、
アヤメ(花が小ぶりで濃紫色)
ジャーマンアイリス(花が大きく、色は様々、花びらにはフリルがあるものが多い)
ヘメロカリス(ユリ科の多年草)
が植栽されています。

苫小牧川緑地は、全ての種類が見られますので、
開花時期にはご鑑賞下さい。
木々の中を園路が巡らされていますので、良い散歩道となっています。

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