こんにちは。
剪定作業をしていると、通学途中の子供たちを目にします。
子供たちは「何で木を切るの?」、「森林破壊だ。」など、
感じたことをそのまま表現します。
それでは、なぜ剪定の必要があるのでしょうか。
まず、樹木は生長しますので、生育上不要な枝が発生します。
・徒長枝(勢い良く上へスッと長く伸びる枝)
・逆さ枝(外側から内側に向かって伸びる枝)
・絡み枝(枝同士が交差している枝)
・ひこばえ、胴吹き(地面近くや幹から細かく多数発生する枝)
これらは忌み枝と言って、取り除きます。
その他に、枯れた枝や病気の枝は取り除きます。
樹木は葉に日光を受け光合成をし、養分を作ります。
また、呼吸や水分・養分の循環により生命を維持しています。
ですので、剪定により枝葉の量を調整することにより、
樹木内部にまで満遍なく日光を当て、風通しを良くし、健全な生育を促すのです。
また、お庭や公園など、主に鑑賞を目的とする場合は樹木の持つ美しさ(樹姿)
道路であれば車や歩行者に接触しないような大きさに、
花や実を付ける樹木は花付き、実付きが良くなるように、
など、状況に応じて剪定の意味合いは異なると思います。
健全な生長には剪定作業が必要です。
しかしながら、このような説明で子供たちは納得してくれるでしょうか。
何か納得してくれる、分かり易い例えがあると良いのですが。
今後の課題です。
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