2009年2月19日木曜日

写真を一枚


こんにちは。

今日は写真を一枚撮りました。
苫小牧郊外の写真ですが、カラマツとニオイヒバの列植です。
北海道らしい景色だと思いませんか?

カラマツはマツ科の落葉針葉樹です。冬に葉を落とすタイプです。
ニオイヒバも同じくマツ科ではありますが、常緑針葉樹です。
落葉針葉樹と常緑針葉樹、どちらがより厳しい環境で生育できるでしょうか?

答えは落葉針葉樹です。
常緑広葉樹(①)、落葉広葉樹(②)、常緑針葉樹(③)、落葉針葉樹(④)の順、
右に行くほど、より厳しい環境に適応してきた種類です。
厳しい環境とは、赤道から極地へ向かう方向、標高の高い方です。

例えば、東京の代表的な樹木を挙げると、
シイ、カシ類(となりのトトロに出てくるどんぐりの仲間・①)や、
ケヤキ(②)、クロマツ(③)が生えています。
対して、北海道で①の仲間は殆ど自然に生えていません。
ハルニレ(②)、アカエゾマツ(③)、カラマツ(④)の混在です。
東京より北海道の方が極地に近く、より厳しい環境といえます。

写真を見て北海道らしいと感じたのは、雪もあるのでしょうが、
その樹木が北海道らしい景色を演出していると言えるのではないでしょうか。

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