2009年2月8日日曜日

三日坊主ならずです

こんにちは。
ブログ投稿4日目となり、三日坊主ならず、です。

昨日書きました、
なぜ冬期間に仕事量が少なくなるのでしょうか?の問いについて、
自分なりの回答を書こうと思います。

まず北海道の気候に由来するものから挙げてみます。

(1)積雪によって物理的に困難。
施工前に除雪する必要があります。
雪が降ったらその都度、雪をかかなければいけませんし、
せっかく出来上がったお庭も、雪が積もったら鑑賞できません。
夏施工では不要な養生が必要になったり、
雪解け後の手直しが必要になる場合もあります。

(2)凍上によって土を動かす仕事が困難。
凍結した土は、人力では掘削困難です。
普段人力で行う作業も機械が必要になる場合があり、
凍結した土は、ピシッと敷き均す事も難しいです。
よって、きれいな施工ができませんし、不経済となります。

(3)寒いので作業能率が低下する。
作業能率も下がりますし、
夏に比べ、日が短いので、実質の施工時間が短い。

などが挙げられます。
それとは別に、植物ならではと言える理由もあります。

(4)樹木が傷む。
寒さにより根や葉が傷みます。
また、寒風によって乾燥害も考えられます。

(5)休眠する。
北海道の植物の多くは、冬の間、休眠しています。
葉を落とし、生育や代謝をコントロールしている訳です。
落葉樹の移植適期は芽が吹く前、または落葉後です。
暑い夏場や、寒い冬期間は不適期となります。
夏場は、樹種によりますが、十分な養生により施工する場合が多いです。

総じて、冬期間施工には、夏施工に比べコストが掛かるケースが多い。
せっかく施工しても、樹木が枯れたり、不陸(デコボコ)が生じたりするケースが多い。
と言うことでしょうか。

樹木は生き物ですから、生長のサイクルがあります。
これを把握した上で、木や花を植えたり、剪定などの手入れをするのが、
経済的、品質的、工程的にも、重要なポイントなのでしょう。

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