2009年3月23日月曜日

おはぎ、ぼたもち

こんにちは。

今日は春のお彼岸、最終日です。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、その言葉通り、
今日は春の陽気と言ったところです。

さて、お彼岸と言えば“おはぎ”、
“おはぎ”“ぼたもち”とは何が違うのでしょうか?

実は、物自体は同じものです。
では、何をもって区別しているのでしょうか?

これは、季節によって違うのです。

“おはぎ(御萩)”は萩の花が咲く頃、つまり、秋の彼岸、
“ぼたもち(牡丹餅)”は牡丹の花が咲く頃で、春の彼岸、
小豆をそれぞれ、萩や牡丹の花に見立てたものなのです。

しかしながら、最近は季節にとらわれず、年中“おはぎ”と呼ぶ店があったりと、
この区別も曖昧になっているのが現実です。

ちなみに、春と秋以外の呼び方もあるようです。
夏は“夜船”、冬は“北窓”と呼ぶそうです。
“おはぎ”が餅つきのようにつくことがない「ツキ知らず」と言うことから、
夜には船が着くことがない=着き知らず、
北の窓には月がない=月知らず、
と言うのが由来だそうです。

昔の人は季節を感じて日々生活していたのですね。

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