2009年3月26日木曜日

甲子園球場は?

こんにちは。

春の選抜高校野球が毎日白熱していますね。
残念ながら、北海道代表の鵡川高校は初戦敗退となりましたが、。
選手の皆さんご苦労様でした。

さて、先日はWBCの試合が行なわれている球場の芝についてお話しましたが、
高校野球の聖地である甲子園はどうなのでしょうか?

甲子園球場も天然芝の球場です。
土は国内4箇所の黒土、中国福建省の白砂をブレンドしたもの、
芝は暖地型のティフトンと、寒冷地型のペレニアル・ライグラスを使用しているようです。
芝の種類も然りですが、オーバーシードと言う工法により、年中緑を保っています。

オーバーシードとは何ぞやとなりますが、
言うなれば、芝生の二毛作と言ったところでしょうか。

芝生は大きく分けて2分されます。
本州のような、夏の高温に耐えられる暖地型(主に日本芝の類)、
北海道のような寒さに耐えられる寒冷地型(主に西洋芝の類)です。

つまり、暖地型の芝では夏場は元気でも、寒い冬場には冬枯れしてしまう、
と言う状況になります。

年中緑を保つには、これを補う為に、
暖地型の芝生に対し、適切な時期、量の寒冷地型の芝生の種を播きます。
これをウィンターオーバーシードと言います。

簡単に書きましたが、草種、時期、播種量、管理ともに、
高度な技術、経験を要する工法と言えます。

ペレニアル・ライグラスは寒冷地型の芝草の中ではやや高温に強く、
初期生長が良い特性から、
神戸のような温暖地のウィンターオーバーシードに向くという訳です。

ちなみに、北海道では特別な環境を除いて寒冷地型の芝生を使います。
いわゆる西洋芝というものです。
暖地型の芝生は、良い生育は難しいとのことです。

当社でも張芝、播芝の施工を行なっています。
床作り、整地から張芝まで行ないますので、
うちの庭は土が悪いから・・・とご心配は無用です。
また、芝刈りなどの維持管理も行なっています。
一度ご相談下さい!

0 件のコメント:

コメントを投稿